【アマゾン物販】スポンサー広告レポートは「宝物」!なぜその商品を3ドル値下げするか?③

販売促進戦略(販促)
 
YouTubeチャンネル
21ステップ無料動画講座はコチラ

 

こんにちは。

ネット物販講師の黒澤です。

 

今まで2回に渡って

 

アマゾン販売後の広告レポート

クーポン、ビジネスレポート

 

の見方について

説明してきましたが

 

今回は「最後のピース」

広告レポートについてです。

 

クーポン

 

 

ビジネスレポート

 

 

③ 広告レポート ←今ココ!

 

この3種類で得られる情報を

掛け合わせることで

 

初めて販促戦略が

正確に進められるようになります。

 

関連動画はコチラ

 

 

データ上の数値を可視化

 

アマゾン物販を始めて「なんとなく、感覚的に、多分こうだと思うから…で突っ走っても、きつい言い方すれば「商売にすらならない」でしょう。

 

最悪、出品停止やアカウント停止にもなり得ます。商品リサーチ段階で、危なっかしい商品(知的財産権違反やアマゾンの出品規約違反商品)を選択している可能性が大いにあるからです。

 

例えば、販売後の価格の微調整1つとっても、$3値下げする論拠は何か?なぜ$1や$2の値下げではダメなのか?

 

について、主観的な意見ではなく、数値に基づいた論拠を示せるかという話です。そして、この「数値」とは、クーポン、ビジネスレポート、広告レポートのデータのことです。

 

データを「十分な基礎知識&適切なスキルを持ってして」可視化することで、ようやく最適解が見出せます。胸を張って「三方良し」の物販を進めることが出来ます。

 

スポンサー広告とは

スポンサープロダクト(スポンサー広告)とは、アマゾン上に表示する広告のことを指します。他にも「ディスプレイ広告」と呼ばれる、ブランドセラー専用の広告もありますが、今回は全セラーが共通して使える「スポンサー広告」に絞って話を進めます。
セラーセントラル(セラー専用の管理画面)左上「三」をクリックし、「広告」タブ→「広告キャンペーンマネージャー」を選択すると表示される画面上より(下図)

「キャンペーンを作成する」→「スポンサープロダクト広告」を選択すると作成できます(下図)

ちなみに、「amazon ads」と呼ばれる広告管理画面から通常の管理画面(セラーセントラル)に戻る場合は、左の「9つの点々」マーク(ツールとリソース)をクリックし「セラーセントラル」をクリックしてください(下図)

 

 

広告レポートは「宝物」

 

広告レポートは、一言で言えば宝物、宝の山です。お客様の「導線」が可視化出来るからです。どの検索結果、もしくはどの関連商品ページ上に表示された広告をクリックし、場合によっては購入に至ったかの経路がはっきりを分かります。

 

逆を言えば、どの検索結果や関連商品と自分の商品の関連性が低いのか?ということも分かりますから、「除外キーワード設定」もしくは「ネガティブターゲティング」といって、特定の検索結果や商品ページ上で、自分の広告を表示させないようにすることも出来ます。

 

たった3つの項目だけ

 

広告レポートは項目が多く、パッと見ただけでは何をどうチェックして判断すればよいのか分かりづらいです。ただ、数多くの数値のうち、着目すべきは「たった3項目」だけ!

 

① クリック

② クリックスルー率(CPC)

③ 広告がクリックされてから7日間の総売上高

 

① クリック

 

広告がクリックされた回数を表します。スポンサー広告は「クリック型広告」といって、クリックされて初めてコストがかかります。クリックされなければ、何千回表示されても広告費は発生しません。

 

ちなみに、表示された回数のことを、広告レポート内では「インプレッション」と呼びます。前回の記事でお伝えしたビジネスレポートでいうところの「ページビュー数」に近いものですね。

 

※ビジネスレポートについて

【アマゾン物販】ビジネスレポート3項目だけ確認?!なぜその商品を3ドル値下げするか?②
YouTubeチャンネル 『海外物販講師の呟き』 21ステップ無料動画講座はコチラ こんにちは。 ネット物販講師の黒澤です。 前回から アマゾン販売後の広告レポート クーポン、ビジネスレポート の見方について 説明させて頂いております。 ①...

 

表示回数にもよりますが、複数回クリックされているのであれば、その検索キーワード or 関連商品ページとの親和性が高いということですから、2回以上クリックされたキーワードに着目します。

 

② クリックスルー率(CPC)

 

クリック数÷インプレッション数をパーセンテージで表したものです。例えば、100回広告が表示されて1回クリックされたら、クリックスルー率は「1÷100=1%」となり、当然クリックスルー率が高い方が、広告をかけている商品との相性が良いことを表しています。

 

ざっくりとした目安ですが、クリックスルー率が10%以上のキーワードや関連商品は「親和性が高い」、逆に2%以下の場合は「親和性が低い」と言えます。

 

③ 広告がクリックされてから7日間の総売上高

 

広告経由で売上につながった金額を表します。売り上げにつながったキーワードや関連商品ページの情報が最も重要ですから、「マニュアルターゲティング」という手動の広告設定で、ピンポイントで指定することで、より費用対効果を高めることが出来ます。

 

ただ飯食らい

 

上述した通り、どの検索結果と自分の商品の関連性が低いのか?が分かれば、「除外キーワード設定」を行って、特定の検索結果や商品ページ上で、自分の広告を表示させないようにすることも出来ると申し上げましたが、この点についてもう少し掘り下げてみましょう。

 

関連性が低い検索結果や他商品ページ上に広告を表示させ続けると、たとえクリックしてもらえたとしても、その顧客のニーズとマッチしませんから、購入に至りづらいです。しかし、スポンサープロダクトの課金システム上、クリックされたタイミングで費用が発生してしまいます。

 

こういった「広告費ばかり嵩むものの、一向に売り上げにつながらないキーワード等」を私は「ただ飯食らい」もしくは「問題児」と呼んでいます。

 

具体的には

 

① クリック数1回だけ

② クリックスルー率1,2%以下

③ 広告経由の売り上げ「0」

 

この3つの条件に合致するものは要注意で、そういったキーワードを省くだけで、一気に数ドル単位で広告費を浮かせることが可能ですから、その分「売り上げにつながった or 売り上げにつながりそうな」広告に回すことで、費用対効果がさらに良くなるということです。

 

貢物(奉納金)

 

ただ、「広告経由で売上につながらなかった」からといって、スポンサー広告をすぐやめてしまう方もいますが、それも実は間違っています。

 

アマゾン公式の見解ではないものの、ほぼ確実な情報として、アマゾンでは「1日$1でも広告をかけている商品ページをSEO上優遇する」傾向があり、広告をかけていると、広告自体が表示されることは抜きに、通常の検索結果上でも上位表示されやすくなります。

 

考えてみれば当然のことですが、アマゾン側にとって我々が支払う広告費は「利益」ですので、広告を継続的にかけるセラーを優遇することは双方にとってメリットになります。もちろん商品が売れれば、通常は販売金額の15~17%もアマゾンの利益になりますしね。

 

私はスポンサー広告を、ある意味でアマゾンへの貢物(奉納金)と捉えている側面があります。そして、ここからは私見ですが、アマゾン物販の広告戦略を中途半端で終わらせてしまうセラーがかなり多いように感じます。半ば挫折するように、諦めてしまうと言いますか…

 

理由は2つあり、まずは今回の記事でお伝えしたような「最低限の数値の読み取り方」が出来ないので、あまりにも無駄なコストをかけ過ぎてしまっているからですが、と同時に、「広告経由の売上が芳しくない=広告自体意味なかった」と考えてしまっているからです。

 

 

広告をかけることで得られる恩恵は、広告経由の売上だけ…ではないと思います。広告をかけることで、インプレッション数(表示される回数)が必ず増えるので、それ自体もページ優遇につながり、おそらくこの「インプレッション数の増加」自体が、「広告を継続的にかけるセラーをアマゾンが優遇する」と密接な関連性があります。

 

要するに

 

① スポンサー広告をかけ続ける

 

② 売れなくてもインプレッションは上がる

 

③ アマゾンは「インプレッション」が多い商品ページをSEO上優遇する傾向がある

 

④ 結果、広告をかけ続ける「だけ」で、アマゾンに商品ページを優遇して貰えてるような状況になり、その観点では「広告費=アマゾンへの貢物のようなもの」だと言える

 

という話です。

 

しかし、この「可視化出来づらい、間接的な恩恵」に気付かず、また、この効果を実感できるまでの「間=期間」に待ちくたびれて広告をすぐにやめてしまうので、余計に実績が出づらくなる個人セラーが多いのではないか?

 

と邪推しております。

 

まとめ

 

というわけで3つの記事に渡って、クーポン、ビジネスレポート、広告レポートの見方について説明させて頂きました。

 

クーポン

 

 

ビジネスレポート

 

 

③ 広告レポート(本記事)

 

まとめさせて頂くと

 

① クーポンで「見込み顧客数」を知り

 

② ビジネスレポートで「関心のある顧客数」と「購入率」を確認して価格を微調整しつつ

 

③ 広告レポートで、自分の商品に関連が深いキーワードや関連商品を明確化し、広告の精度(費用対効果)を高める

 

という流れです。

 

実際は、セラー個々人によって、また個別商品ごとに、各種データに基づいた臨機応変な販売促進戦略(販促)が必要になりますので、十把一絡げで「こうすれば必ず売れる」という絶対的な売り方があるわけではないものの、

 

最低限、これらのレポートを適切に読み取って、分析し、客観的なPDCAサイクルを回していくことが、息の長いセラーとしてアマゾン物販を継続していくには必要不可欠です。今後とも、アマゾン物販関連情報を発信していきますので、少しでもお役立て頂ければと思います。

 

追伸:

 

記事の更新情報についてはYouTubeチャンネルの投稿機能や、無料講座登録者の方へのメルマガ配信でもお知らせしておりますので、宜しければYouTubeと無料講座にご登録頂ければ幸いです。

 

YouTubeチャンネル

 

無料動画講座

 

 

YouTubeチャンネル
21ステップ無料動画講座はコチラ
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました