こんにちは。
ネット物販講師の黒澤です。
アマゾン物販における
スポンサープロダクト(広告)
全体像とかけ方のコツ
についてまとめました。
スポンサープロダクトは何種類もあり
何をどのようにかければ良いか?
一見分かりづらいですが
状況と目的に応じて使い分ければ
効率的に運用可能です。
関連動画はコチラ↓
スポンサープロダクトの種類
アマゾン内に表示する
スポンサープロダクトには
➊ オートターゲティング
➋ マニュアルターゲティング
大きく分けて2種類あるのですが
さらに細分化すると
① オートターゲティング
② ネガティブターゲティング(除外キーワード設定)
③ キーワードターゲティング(マニュアル)
④ 商品ターゲティング(マニュアル)
の4種類があり、運用上は
1⃣ オートターゲティング
2⃣ オート+ネガティブターゲティング
3⃣ キーワードターゲティング
4⃣ 商品ターゲティング
5⃣ 類似品キーワードターゲティング
6⃣ 自分の商品&類似品キーワードターゲティング
※ 5⃣6⃣は「セラースプライト」利用推奨
(セラースプライトの詳細は後述)
の6パターンに分けると
整理しやすくなります。
TPO(時と場合)に応じて
この6種類を使い分けることで
「広告貧乏=広告費で赤字」
に陥ることを防ぎやすくなります。
では、順を追って説明します。
1⃣ オートターゲティング
オートターゲティングとは、その名の通り「自動広告」です。商品を選ぶだけで、特に商品名の単語をベースに、アマゾンが自動で学習しながら広告をかけます。
どのキーワード(検索結果)や商品ページ上に広告をかけたら効果的なのか?試行錯誤しながら広告をかけて行きますので、基本的にセラー(販売者)は「果報は寝て待て」状態といえるでしょう。
アマゾンの学習期間を考慮すると、最低1週間程度は広告をかける必要があります。これを私は「1クール=1回転」と呼んでいます。
また、意外に知られていないのですが、広告を一度ストップしてしまうと、それまでの学習記憶が消去されてしまい、再度広告をかけ直すと、またゼロから学習し始めるという説も最近はございますので、
➊ 1日1ドルでも良いので広告をかけ続ける
➋ 止める場合は、事前に広告レポートを入手
このどちらかの対策を取って下さい。
➊広告をかけ続けるというのは、もちろん継続的なコストがかかりますので、ただなんとなくダラダラとかけ続けるのはリスキーです。その解決策については「ネガティブターゲティング(除外キーワード設定)」の章で後述します。
広告レポート=宝物
オートターゲティングをかけると「広告レポート」が入手できます。当然、広告を稼働させればさせるほどデータは蓄積されていきますので、その意味でも、やはり最低1週間程度は広告をかける必要があります。
広告レポートを分析することで
① 広告が表示されたキーワード&商品ページ
② インプレッション(表示回数)
③ クリック数
④ クリックスルー率(クリック数÷表示回数)
⑤ 広告経由の売上金額
など、「自分の商品に興味を持ってクリックした下さった顧客の導線=自分の商品ページに辿り着くまでの経路」を可視化出来ます。販売に関する最も重要なデータが集積したレポートですから、いわば「宝物」です。
2⃣ オート+ネガティブターゲティング
自動広告「オートターゲティング」は、良くも悪くも「アマゾン任せ」です。最近流行のAIみたいなもので、セラーが手放しでも学習し、広告をかけ、試行錯誤して改善してくれます。
デメリットとしては
➊ セラーの意図にそぐわない
➋ 一向に売上につながらない
そういったキーワードや商品ページにも、広告をかけ続けてしまう可能性があるということ。言うなれば「タダ飯食らい」「問題児」に余計な広告費がかかってしまうのです。
そこで設定するのが「ネガティブターゲティング(除外キーワード設定)」です。特定のキーワード or 商品ページだけ、広告の対象から除外する機能です。
オートターゲティングに、ネガティブターゲティングを追加設定することで「アマゾンが自由に広告かけて構わないけど、ここだけには広告かけないで!」というカスタマイズが可能です。
3⃣ キーワードターゲティング
ネガティブターゲティングは「ここだけには広告かけないで!」という設定であるのに対し、キーワードターゲティングは「ここだけに広告かけて!」という設定です。具体的には、広告レポートを分析し
① 売り上げにつながったキーワード
② 売り上げにつながりそうなキーワード
に広告をかけていきます。
4⃣ 商品ターゲティング
広告レポートには、キーワードだけではなく「Bで始まる英数字の羅列」が記録されますが、これは「個別商品のASIN=アマゾンの個別識別番号」で、実際、アマゾンの検索窓にその番号を記載すれば、必ず1つの商品が表示されます。
スポンサープロダクトは、文字検索結果上だけでなく、別商品の下などにも表示されますが、この「他の商品ページの下」だけに広告をかけるのが、商品ターゲティングというマニュアルターゲティング設定になります。
キーワードの検索結果と比べて、個別商品の下にピンポイントで広告をかけるわけですから、クリック単価(お客様がその広告をクリックする毎にアマゾンに支払うコスト)は比較的安く済みます。
まずは、広告レポートに記録されたASIN(商品ページ)の内、
① 売り上げにつながったASIN
② 売り上げにつながりそうなASIN
に広告をかけてみましょう。
類似品(ライバル商品)の選別方法については、下記動画でご確認下さい↓
5⃣ 類似品キーワードターゲティング
広告レポートのデメリットは「自分の商品に関するデータしかない」点です。そこで、商品リサーチツール「セラースプライト」の「逆引きリサーチ」機能を活用することで
類似商品(ライバル商品)に顧客が辿り着いた導線(経路)を可視化することが出来ます。文面で書くと少し分かりづらいので、細かい作業手順は下記実況動画でご確認下さい↓
ちなみに、商品リサーチツール「セラースプライト」は、私が最も愛用しているツールの1つで、私はそこの社員でも回し者でもないですが(笑)、以前、いくつかの機能の日本語説明を校正させて頂いたことがございます。
こういった外部の商品リサーチツールに「完全に依存」するのは宜しくないですが、適宜「補助」として活用し、通常のアナログでの作業では可視化出来ないデータを抽出するには大変役に立ちます。
宜しければ、割引コードもありますので
とりあえず1か月使ってみて頂ければ^^
セラースプライト
https://www.sellersprite.com/OT9344
30%オフ専用コード:JPHZ70
特に有益な機能については
下記動画で解説しております↓
6⃣ 自分の商品&類似品キーワードターゲティング
ご自身の商品の「広告レポート」で抽出したキーワードと、商品リサーチツール「セラースプライト」の「逆引きリサーチ」を活用して抽出した類似商品(ライバル商品)のキーワードを合わせて、1つの広告としてかける方法もございます。
3⃣ キーワードターゲティング
5⃣ 類似品キーワードターゲティング
の抱き合わせ広告ということですね。
この方法の利点は、自分の商品のデータだけでは不足しているキーワードを、ライバル商品のデータで補って広告をかけることが出来るので、より効率的な広告をかけられる可能性が高まるという点です。
広告レポートにおける費用対効果を「ACOS(もしくは「ROAS」)」といいますが、1つの広告内であれば、マニュアルターゲティング内であっても、アマゾンはより費用対効果が高いキーワードに比重を置きます。
これにより、3⃣と5⃣を別々の広告として設定するよりも、より少ない広告費で、より多くの売上に結び付けることが可能です。
まとめ
というわけで今回は、
アマゾン物販における
スポンサープロダクト(広告)
全体像とかけ方のコツ
について説明させて頂きました。
もし参考になった方は、そして「中国→米国アマゾン物販」という、メルカリ中国輸入や中国→日本アマゾンとは一味も二味も違うネット物販にご関心持った方は、是非、21ステップ無料動画講座をご受講下さいませ。
最後までお読み下さり
ありがとうございます!
黒澤
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