FBA(アマゾン公式倉庫)を使って商品を販売するのは非常に便利ですが、知らないうちに損失を被るリスクも潜んでいます。
アマゾンは毎日約160万件以上の注文を処理しており、残念ながらその過程で人為的&システム上のミスが発生します。
本記事では、FBAで起こり得る問題点と、売上を無駄にしないための具体的な対策について詳しく説明していきます。最後まで読んで、貴重な売上を失わないための方法を学んでください。
1. アマゾンのミスによる在庫の紛失とその影響
FBAを使うと、在庫管理や配送、返品処理などが自動的に行われます。
しかし、アマゾンが取り扱う膨大な数の注文と在庫処理の中でミスが発生する可能性があり、統計によればそのエラーの確率は1~1.25%にも及ぶと言われています。これは金額にすると年間売上の1~3%の損失に相当します。
年間1,000万円の売上がある場合、10~30万円の損失を意味するということです。特に高額商品を扱っている場合は、その影響はさらに大きくなるでしょう。
2. 在庫の紛失と補償の申請方法
FBAでは、在庫が紛失や破損した場合に補償を受けることが可能ですが、これには条件があり、特定の状況でのみアマゾンが補償を行います。
例えば、以下のような場合に補償対象となります。
- アマゾン倉庫内で紛失や破損が発生した場合
- 倉庫から顧客への配送途中で紛失や破損が生じた場合
- アマゾンへの入荷時に誤って処理された場合
- 顧客や返送先に配送中に紛失した場合
しかし、これらのケースでもアマゾンから積極的に補償されるわけではなく、販売者が自ら申請し、紛失や破損の証拠を提示する必要があります。
3. 入荷処理のミスと影響
FBAでは、入荷された商品のカウント時(数を数える際)にミスが発生することがあります。
例えば100個の商品を送ったのに95個しかカウントされないことがあるのです。こうした場合、販売者自身が正確な入荷数を確認し、アマゾンに報告しなければなりません。
また、時には「入荷が完了」と表示されながらも、実際の在庫には反映されていない場合もあります。このようなケースでも、販売者側が異常を察知し、適切に対処することが重要です。
4. 頻繁な在庫入れ替えとそのリスク
特にホリデーシーズン(繁忙期)には、アマゾンの在庫管理ミスが増加する傾向にあります。
最近のアマゾンの在庫制限の強化により、少量で頻繁な入荷が求められるようになっているため、ミスの発生率も高まります。
アマゾンはこのような小口配送(SPD)を優先的に扱わないことが多く、補償の申請が遅れると、数ヶ月単位で待たされることも珍しくありません。
5. 顧客への返金・返品問題
アマゾンの顧客への対応は非常に柔軟で、返品を容易に許可するため、販売者が損失を被る可能性も高まります。
特に返品率が高いとされる衣類や電化製品、宝飾品などのカテゴリでは、この影響が顕著です。
平均5~15%の返品率が見込まれるため、返品された商品の状態や数をしっかりと管理し、必要に応じてアマゾンに請求を行うことが重要で、返品が行われず商品が戻ってこなかった場合でも、販売者が対応しなければ損失として計上されてしまいます。
6. アカウント管理と収支確認
アマゾンの手数料計算や収支管理も、販売者にとって大きな課題です。
アマゾンセラーセントラル(セラー専用の管理画面)で売上は一目瞭然ですが、費用に関しては非常に複雑で、個別の取引と費用が複雑に結びついているため、詳細な管理が必要です。
場合によっては、商品カテゴリの誤分類や重量計算のミスによって不適切な手数料が課されることがあり、販売者はこれを見逃さないよう、定期的にチェックすることが求められます。
7. 効率的な管理のためのソリューション
こうしたアマゾンのミスや手続きの煩雑さに対処するためには、自身での徹底した管理も重要ですが、専門の外部サービスを利用することも有効です。
たとえば、Getidaなどのサービスは、入荷や在庫、返品に関する問題を自動的に追跡し、必要な補償申請を代行してくれるため、管理の負担を大幅に軽減できます。
このような外部サービスを利用することで、25%の回収手数料を支払う必要はありますが、残りの75%は確実に手元に残るため、損失を防ぐための手段として検討する価値があります。
アマゾン物販の効率化を図り、利益を最大化するためにも、適切な在庫管理と費用管理を実施し、必要に応じて外部のプロフェッショナルにサポートを依頼することが重要です。
最後に
FBAを活用することで、倉庫管理や配送にかかる手間を大幅に軽減できますが、アマゾン側での処理ミスや補償手続きに注意を払わなければ、損失を被るリスクが高まります。
定期的なチェックと迅速な対応に加えて、専門的なサポートを活用し、無駄な費用や損失を最小限に抑えることが成功への鍵です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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