こんにちは。
ネット物販講師の黒澤です。
前回から
アマゾン販売後の広告レポート
クーポン、ビジネスレポート
の見方について
説明させて頂いております。
① クーポン
② ビジネスレポート ←今ココ!
③ 広告レポート ←次回!
関連動画はコチラ↓
販促には「論拠」がいる
多くのアマゾン物販セラーは「なんとなく」「感覚的に」「多分こうだと思う」で突っ走っているようですが、きつい言い方をすれば、これでは商売になりません。
例えば「$3値下げする」という作業の論拠は何ですか?なぜ$1や$2の値下げではダメなのですか?と聞かれた際に、はっきりと数値的な論拠を示すことが出来るか?ということですが、その数値とは、クーポン、ビジネスレポート、広告レポートとして確認出来るデータを表しています。
レポートとは「集積された客観的データ」で、そのデータを「十分な基礎知識&適切なスキルを持ってして」可視化することで、ようやく最適解が見出せます。胸を張って「三方良し」の物販を進めることが出来ます。
ビジネスレポートとは
ビジネスレポートには様々な項目がありますが、その中でも重要な項目に的を絞って説明すると「何人のお客様が自分の商品ページを訪れ、その内の何パーセントの方が実際に商品を買って下さったか?」という表のことです。
セラーセントラル左上の「三」をクリックし、「レポート」タブ→「ビジネスレポート」→「親商品別詳細ページ 売上・トラフィック」をクリックすると表示されます(下図)
ちなみに「親商品別詳細ページ 売上・トラフィック」は、商品ページごとのデータ、「子商品別の詳細ページ 売上・トラフィック」は、各バリエーションごとのデータです。1商品単位での動向が重要ですので、基本的には「親商品別…」の方をチェックすることとなります。
まずは「3項目だけ」でOK
ビジネスレポートを見ると、沢山の項目が横にずらっと並んでいて、何をどう見たらよいのか分からなくなりますが、基本的に重要なのは「3項目だけ」
① セッション数
② 注文された商品点数
③ ユニットセッション率
これだけで構いません(下図)
また、ビジネスレポートは、右の「列の表示/非表示」をクリックすることで、表示項目をカスタマイズすることが出来るので
上記3項目ならびに、ASIN(アマゾンで付与される個別識別番号)や商品名を必要に応じて確認するように設定しておくと便利です!(下図)
① セッション数
セッション数は、ざっくり言えば「何人のお客さんがその商品を手に取ってみてくれたか」です。正確には、いくつの通信機器でその商品ページを表示してくれたか?なのですが、そこはあまり難しく考えず「商品に関心持って、手に取ってくれた人数」と捉えて問題ないでしょう。
似た項目で「ページビュー数」がありますが、これは「何回見てくれか?」という回数です。例えば、一定期間内に1人が100回見てくれたら、セッション数は「1」、ページビュー数は「100」になります。
ただし、実際は「100回見てくれたから100個買ってくれるわけではない」ので、ページビュー数よりもセッション数(人数)を重視すればOKです。
② 注文された商品点数
その名の通り「何個売れたか?」です。類似項目の「注文品目総数」は「何商品ページから買ってくれたか?」なので、同じ商品ページの別々のバリエーションが3つ売れたら、注文された商品点数は「3」、注文品目総数は「1」となります。
③ ユニットセッション率
注文された商品点数÷セッション数、つまり、何人見に来てその内の何人が買ってくれたのか?のパーセンテージとなります。①セッション数「100」で②注文された商品点数「1」なら、1÷100=「1%」となります。
ユニットセッション率は、最低でも「2%」、出来れば「3~5%」を目指すと良いでしょう。あまりにも低いと、たくさんのお客様が来られるのにほとんど売れないページということですので、せめて33~50人に1人は購入して下さるようにしましょう、ということです。
森の中で商品を売るな
まず、商品が売れるためには、それなりの人数のお客様に手に取って頂く必要があります。私はよく「森の中で商品売るな」という話をしますが、人のほとんど来ない森の中で商品を並べていくら待っても、その商品は売れません。
そこで、とにかくまずはこのセッション数が1か月で最低でも「40」、出来れば「100」になるような商品ページにしないことには話になりません。そして、強制的に商品を露出させて訪問者を増やす方法の最たる例が「広告をかける」なのですが、広告の詳細は次の記事にて!
セッション数が増えるということは、森の中から路地裏、路地裏から大通りへと、商品を売る場所を変更するようなものです。
1%上げるには下げる
ある程度のセッション数になったら「ユニットセッション率」を意識し始めます。上述したように、最低でも「2%」、出来れば「3~5%」を目指すわけですから、もしユニットセッション率が1%だったら、どうにかして上げる必要があります。
そのために効果的な方法は「値下げ」です。
すでに興味があるからこそ、その商品ページを訪れて下さったわけですから、ユニットセッション率1%というのは「100人手に取ってみてくれたのに、99人にポイっとされてしまった」状況を表しており、多くの場合「ちょっと高すぎるかな」が原因になっています。
そこで価格を微調整するわけですが、目安とすれば「ユニットセッション率を1%あげたかったら$1下げる」のが良いです。もちろん、商品の販売価格によっても変わるので、そこは臨機応変に!
また、前回の記事
でお伝えした「クーポン」において、
例えばクリップ(取得数)が「20」で、引換済みが「0」のように、クーポンを取得したのにまだ使ってない=商品を買うに至ってない人が多い場合は、$1,2の値下げでも商品が売れ出すことがあります。
クーポンとビジネスレポートを照らし合わせることにより、$1下げるのか、それとも$2下げるのか…という判断が$1単位で行えるようになります。
セッション数を上げるには?
少し話を戻して、「それなりの人数のお客様に手に取って頂く=セッション数を上げる」ためには広告をかければよいという点に改めて着目してみましょう。
広告とは「スポンサープロダクト」と呼ばれるアマゾン内広告を指しますが、この広告をただ何となくかけていると、十中八九「広告貧乏」に陥ります。広告を掛けて売れているものの、費用対効果を考えると大赤字の状況、ということです。
よって広告も、ただ垂れ流すだけではなくテコ入れが必要になるわけですが、こちらについては次回の記事で詳細を説明させて頂きます!
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