私は「精神科医がこころの病気を解説するCh」など、精神疾患や「こころ」に関するYouTube動画を視聴することがよくあります。
商売を突き詰めていくと、結局は「こころ」の部分、例えば自分の前向きさや、取引相手の気持ちを酌むといったことが土台になるからです。
本記事では、「恋愛うつ、失恋うつについて、精神科医の雑観を述べます」の中で述べられている「共依存」や「境界性パーソナリティ障害」に関する内容をもとに、
アマゾン物販における顧客対応や取引先との関係、さらに自身のビジネスにおける限界をどのように受け入れ、対処するべきかを考えてみました。
精神疾患と商売の向き合い方を、ごちゃ混ぜにして考えているというわけではもちろんありませんが、人の心に関することである以上、何かしら学びになる部分、参考になる部分はあるかと存じます。
プロローグ
今回は主に、自分と他人は違う=自分の思い通りに自分以外は動かない(他人を尊重)ということについて話をしますが、先にお伝えしたいことがあります。
それは…
自分と他人は違うので
相手がどう考えるかは相手次第で
自分の思い通りに動かない…
ということは、
あなたが相手のことをどう考えるのか?も
あなたの自由、あなたはあなた
ということ。
例えば恋愛において、相手にどう思われていようが、あなたがそれでも相手を好きなのであれば、そのお気持ち自体は尊重して良いのではないでしょうか?
アマゾン物販においても、アマゾン側の対応や各作業がご自身の思うように進まないと、イラつくことあると思います。
事実を受け入れ、出来る範囲で最善を尽くすことは大切ですが、かといって「イラついたご自身の率直なお気持ち」を無下に否定するのは話が違います。
「そう思った/感じた」というのもまた1つの「事実」なので、「事実を事実として受け入れる」という考え方に則れば、やるべきことは自己嫌悪ではなく、ご自身のケアです。
例えば、一度パソコンを閉じて一服するとか、散歩するとか…そういったご自身への労りです。
自分と他人の境界線が曖昧になると、相手を尊重できない…と後ほど述べる言葉は、きつく思えてしまうかもしれませんが、
自他の境界線が曖昧な方は、ご自身のことやお気持ちもないがしろにしがちだと思います。
本記事を通して、相手(先方)を尊重するという話をこの後いたしますが、それは同時に1人の人としてご自身の本心やお気持ちも、もっと大切にしてあげてほしいということを指しています。
自他の区別を意識する重要性
精神科医のご見解によると、「自分と他人が違う」という認識が不十分であると、他人を尊重する姿勢が育たないという問題が指摘されています。
この考え方は、アマゾン物販の現場においても多くの場面でも、応用できる面が少なくありません。
例えば、顧客やテクニカルサポート(セラー専用のお問い合わせ窓口)とのやりとりでは、相手の視点や立場を尊重することが求められます。
顧客のクレームや要望が感情的なものに感じられる場合でも、顧客の背景や意図を理解しようとすることが大切です。
自分と他人は別
しかし、それと同時に「自分と他人は別」という意識を持つことも必要です。相手の要求をすべて受け入れようとすることは、共依存的な関係を生むリスクがあります。
アマゾン物販では、全ての問題を完璧に解決することは現実的に難しい場面もあります。
この時、自分の責任範囲と限界を理解し、必要に応じて他者に協力を依頼したり、合理的な対応を選ぶことが重要です。
限界や制限を受け入れる心構え
「限界や制限を受け入れる」という視点は、物販ビジネスにおける運営姿勢にも通じます。
買付代行会社での買付、輸送会社の配送、アマゾン側のシステムや各種処理作業など、セラー側が全くコントロールできない部分が多く存在するからです。
特に、輸送スピードやFBA(アマゾン公式倉庫)作業の遅延、テクサポ(テクニカルサポート=セラー専用の問い合わせ窓口)が思うような返信をしてくれない…といった場面に直面した際、
「なぜもっとこう対応してくれないのか」とフラストレーションを感じることがあるかもしれません。
セラーの焦りと、アマゾン側の対応速度
セラー側としては1秒でも早く解決したいケースでも、何日も、何週間も待たされる場合も、手続きによってはございます。
こうした状況では、自分のコントロールの範囲外であることを腹に落とし、冷静に対処する姿勢が必要です。
限界を知れば息の長いセラーになれる
限界を受け入れるという考え方は、ビジネスの持続可能性にもつながります。
無理に全てを完璧にしようとすれば、精神的に追い込まれたり、効率を欠いたりする恐れがあります。
「コントロールできない部分については事実を事実として冷静に捉え、できる範囲で最善を尽くす」というバランス感覚を持つことが大切です。
恋愛依存症、アマゾン物販も然り?
恋愛に過度に依存するのが「恋愛依存症」ですが、同様に、アマゾン物販において過度に右往左往することで、仕事中毒とは別種の「ビジネス依存」のような状態に陥ることもあります。
ビジネスに全力を注ぐこと自体は素晴らしいことですが、自分の生活全体がそれに支配され、他の重要な要素を見失ってしまうと、精神的なバランスを崩してしまう危険があります。
恋愛も物販も「人生の中にあるもの」
こうした状態を防ぐには、物販を「人生の全て」にしないことが大切です。
趣味や家族との時間、健康管理など、ビジネス以外の要素を意識的に取り入れ、バランスの取れた生活を心がけることが必要です。
特に本業個人セラーの方は、ついつい引きこもりになりがちなので、意識的に日に一度は散歩に出かけたり、ジムで筋トレしたり、ちょっとした買い物に行くよう心がけましょう。
太陽の光を浴び、外の空気を吸うことで、自律神経を整えられます。
適切な医療機関の受診
もし「自分は境界性パーソナリティ障害かもしれない」「恋愛依存になっているかも」といった悩みを抱えている場合、適切な医療機関を受診することを強くお勧めします。
特に、社会生活において支障をきたしている状況、例えば無気力で仕事が手につかないとか、金銭的に困窮するほど対象に依存してしまうとか、そういった状況になっている方は尚更です。
自分のコントロール外の原因かも
こうした状態は、ドーパミンなどの報酬系に異常をきたしている可能性も考えられます。
問題の根本が脳やホルモンの働きに起因している場合もあるので、そもそも「私がいけない」「私の努力不足だ」と自分を過剰に責める必要はないかもしれないのです。
特にビジネスの場面では、自己否定や完璧主義が成果を遠ざけます。
適切なサポートを受け、必要であれば専門家の助言や投薬治療などを取り入れることで、まずはより健康的な心身の状態にしてから、物販と改めて対峙しても決して遅くはないです。
まとめ:精神的な健全性を保ちながら物販を続けるために
「限界を受け入れる」
「自他の違いを尊重する」
「過度な依存を避ける」
という姿勢は、アマゾン物販を含むどのようなビジネスでも重要な心構えです。
無理にすべてをコントロールしようとせず、自分のコントロール外の事柄には柔軟に対応することで、精神的な負担を軽減し、持続可能なビジネス運営が可能になります。
精神衛生を保ちながら息の長いアマゾンセラーを目指すためには、こうした基本的なこころの在り方を理解し、受け入れつつ、日々の業務に取り組むことが肝心です。
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