個人セラーとしてアマゾン物販に取り組む中で、とりわけ重要になるのがご自身の気持ちと上手く向き合う術であり、
特に、なかなか物事が上手く行かない時に、「気持ちが裏返る」と個人的に呼んでいる心の切り替えポイントまで至れるか否かです。
これは一種の処世術で、単なる「開き直り」とは異なり、悩みや問題を正面から受け止めた結果としてのみ訪れる、ポジティブな心の転換です。
気持ちの裏返りとは何か？
「気持ちが裏返る」とは、長らく落ち込んだり、必死にもがいてきた暁に、一気に視界が晴れ、勇断できるようになる瞬間を指します。
この状態は以下のプロセスで至ります。
1. 現実の直視
例えば、資金的に苦しい状況では、現実から目をそむけたくなり、受け止めきれずに気持ちが沈み込むことがあります。
この状態では思考が鈍磨し、解決策やアイディアを考える余裕もなく、ただ悶々、濛々と悩み続けることが多いです。
2. 悩み続ける先に訪れる転換点
思考がどん詰まり、解決策も見つからない状況で悩みまくり、もがき続けた先に、突然気持ちが切り替わる瞬間が訪れます。
この転換点を「気持ちが裏返る」と表現しています。
気持ちが裏返った後に得られる変化
気持ちが裏返ると、以下のような大きな変化が起こります。
1. 思考が鋭敏になり、にわかに焦点が合う
以前は曖昧模糊としていた問題が、具体的にはっきりと見えてきます。
これは単に、それまでは意識的にも無意識的にも目を背けていた元凶と、面と向かって対峙できるようになるからです。
アドラー心理学で提唱される「アドラーの三角柱」という考え方、すなわち「今（から）自分に何ができるのか」に意識が集中することで、自己憐憫や他責思考から解放されます。
2. 問題の可視化と具体化
資金的な問題であれば、それまでの漠然とした不安が具体的な数値として可視化され、「あといくらこうやって稼ごう」という形で目標設定が可能になります。
これにより、現実的な計画を数値ベースで立てられるようになります。
個人セラーにとって「気持ちの裏返り」が重要な理由
従業員として働く場合、個人の悩みや業務の停滞は周囲のサポートによって補完されます。
一方で、個人セラーは、良くも悪くも自分自身の舵取りで進む必要があり、問題に直面した際に、自分の動きが鈍ると、全体の動きも停滞してしまいます。
その結果、精神的に追い詰められることも珍しくありません。
「学習性無力感」との関係
心理学者マーティン・セリグマンの「学習性無力感」は、いくら努力しても無駄だと感じてしまう状態を指しますが、
個人セラーとして活動する際、この状態に陥ると生産活動が全体的に停滞し、さらに状況が悪化してしまいます。
気持ちを裏返すために必要なプロセス
1. 問題を真正面から受け止める
悩みの多くは、直視したくない現実や苦手なことから目を背けることで発生します。
これを避けずに向き合うことが、気持ちを裏返す第一歩です。
2. 覚悟を持って現状と向き合う
覚悟を持ってして問題を直視することで、気持ちは次第に軽くなり、思考もクリアになります。
時には自分の感情や現実と、ボクシングでいう「クリンチ」のように、時には抱き合いながらも真正面から対峙する必要があります。
最後に
個人セラーとして独立独歩進むには、「気持ちの裏返り」という感覚が非常に重要です。
辛いことはどこまで行っても辛い！それは致し方のないことです。
あとは、その辛さから目を背けるのか、対峙するのか？もがきつづけられるのか？です。
神頼みの先の先の先で訪れる「気持ちの裏返り」まで、這いずり回る覚悟こそが、唯一の打開策ではないでしょうか。
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