OEM・ODM神話は「穴だらけ」?オリジナル商品=付加価値とは限らない【アマゾン物販】

ブランド戦略(OEM)
 
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こんにちは。

物販講師の黒澤と申します。

 

今回は、YouTubeのコメント欄に

温かいメッセージ頂きましたので

 

そのご質問回答も兼ねて

OEM関連の話をさせて頂きます。

 

関連動画はコチラ

 

 

販売方法の変遷

 

直近10年の

ネット物販界を振り返ると

 

アマゾン物販1つとっても

 

① 相乗り出品

② ノーブランド新規出品

③ 簡易ブランド戦略(ODM)

④ オリジナルブランド戦略(OEM)

 

と、トレンドが

移り変わってきました。

 

① 相乗り出品

 

すでに販売されてるページに

便乗して同商品を販売する手法

 

② ノーブランド新規出品

 

中国・アリババなどの既存商材を

新しいページを作って売る方法

 

③ 簡易ブランド戦略

 

既存商品にロゴを印字して(ODM)

簡易的なブランド商品を出す方法

 

④ オリジナルブランド戦略

 

商品のデザインを変えた商材を(OEM)

新しいページで本格的に売る方法

 

です。

 

4種類の「売り方」

 

なぜ売り方に

流行り廃りがあるのか?

 

というと、単純な話

 

① 相乗り出品は、同商品ページで

同じ商品を複数セラーが販売するので

バトルロイヤル状態になり

 

だったら、自分でページ作って

販売すればいいじゃん!と

 

② ノーブランド新規出品したところで

今度は自分が「相乗りされる側」になって

元の木阿弥(バトルロワイヤル)に…

 

よし、となれば

相乗り出品されないよう

 

商標登録したブランド名を印字した

商品を出せばいい!と意気込み

 

③ 簡易ブランド戦略(ODM)を

進めたものの

 

ブランド名だけことなるものの

実質的には大同小異の商品が

ずらっと並んだだけなので

 

検索結果上で見ると

ほぼバトルロワイヤル状態に…

 

うむ、となれば…

 

オリジナルデザインの商品を

作って差別化すればよいではないか!

 

という結論に達し

 

④ オリジナルブランド戦略

をアピールする塾やスクールが

 

特に中国輸入(中国→日本)関係で

 

雨後のタケノコのように

増え始めたわけです。

 

元々ゴールは「オリジナル」

 

こう聞くと

 

スクール運営者側の方向性が

二転三転していて

 

間抜けな感じがするかも

しれませんが

 

① 相乗り出品

② ノーブランド新規出品

③ 簡易ブランド戦略(ODM)

④ オリジナルブランド戦略(OEM)

 

の順番で当然、手法としては

より高度になってくるので

 

なるべくなら簡易的な方法で

稼ぎたいと思うニーズを加味して

 

選択肢の中から

現実的かつ最低限の難易度の手法を

一番のウリにしよう

 

とした結果、自ずと

そうなって行ったのかと存じます。

 

 

もともと

ネット物販というのは

 

①相乗り出品は、はじめから

廃れるべくして廃れた手法

 

ではあったものの

それ以外の

 

② ノーブランド新規出品

③ 簡易ブランド戦略(ODM)

④ オリジナルブランド戦略(OEM)

 

は、通過儀礼みたいなもので

本来は順番に経験すべきもの

 

です。

 

私の個別コンサルでも

 

<Step1> ノーブランド出品

or ブランド登録して既存商品出品

 

<Step2> 商品 or 付属品に

ブランド名印字して出品(ODM)

 

<Step3> オリジナル商品(OEM)

 

の流れで進めます。

 

つまり、昨今の

OEMをウリにしている塾は

 

私に言わせれば

 

本来順番に経験すべき流れを

場合によってはすっ飛ばして

 

いきなり

 

③ 簡易ブランド戦略(ODM)

④ オリジナルブランド戦略(OEM)

 

に取り組ませてる

と言えるかと思います。

 

正直、ハイリスクだな…と

個人的には危惧してます。

 

まずは「テスマ」から

 

 

私が推奨している

最初のステップである

 

<Step1> ノーブランド出品

or ブランド登録して既存商品出品

 

というのは、つまるところ

 

テスマ(テストマーケティング)

から徐々に始めましょう!

 

カッコつけて言えば

 

シリコンバレー式!

小さく始めて大きく展開する!

 

という物販です。

 

 

元来、

 

商品リサーチの基礎スキルや

実際に売れるかどうかの市場調査を

兼ねて行う「テスマ」は不可欠で

 

➊ 客観的に売れると考えて

➋ 実際に売って、よく売れた商品を

➌ さらに売って、売れ続けたら

➍ オリジナル化を検討

 

するのが自然な流れであり、

 

➊~➍の過程を経てようやく

 

スキルも培えますし

商品データも収集出来ます。

 

ただ、この流れで進めるのは

正直「地味で地道でしんどい」ので

 

端折りたがる人も多いんです。

 

オリジナル=高く売れる!は大嘘

 

そこで

 

「なるべく楽して儲けたい!」

という万人の欲望?に応えて(笑

 

いきなりオリジナル商品を作る!

数商品をはじめから何百~何千個も!

 

という

 

オリジナルブランド戦略「のみ」を

前面に押し出した塾やスクールが

増えています。

 

私からすれば

 

自転車の乗り方も分からない人を

無理やりバイクに跨らせてる

 

ように見えるので…

かなり心配です。

 

そして

 

そんな「オリジナル信仰」の

1つのキャッチフレーズが

 

「オリジナル商品をとにかく作ればいい」

という考え方を誘発してしまいます。

 

とにかくオリジナル商品作ればいい!

オリジナルは高く売れる!

 

本当にそうでしょうか…?

 

あなたは「ナイキ」ではない

 

たしかに

 

ノーブランド商品より

自分のロゴやデザインを付与した

オリジナル商品の方が

 

高く売れる…ような

感じはしますよね?

 

実際にODMやOEMをやると

商品に愛着も湧きますから

 

余計に「これは売れるぞ!」

と思いたくもなります…

 

が、しかし!

 

オリジナル商品が

高く売れるのは

 

ブランド自体に価値があったり

販売者に知名度があったり

 

顧客のニーズに応えるような

機能や性能を付与したり…

 

「高く売れる客観的な理由」

が存在している場合のみ!

 

です。

 

・ナイキやルイヴィトン

・有名YouTuberのグッズ

 

ならびに

 

実際に販売してる商品に対して

多くのお客様がご要望として

 

・もっと小さいサイズが欲しい

・こういうカラーが欲しい

 

とリクエストして下さったので

その通りのものを作った場合

 

などなど

 

「明確な理由」

が必要になってきます。

 

にもかかわらず

極端な言い方すれば

 

オリジナルブランドを作ったら

私もルイヴィトンになれる!

 

と思ってる人も

思わせてる発信者も

 

少なからずいるのでは

ないでしょうか?

 

文化祭のオリジナルTシャツ

 

例えば文化祭や

町内会のイベントで

 

「オリジナルTシャツ作ろう!」

 

という話になったり、

 

ゴルフコンペの引き出物として

大会名と年月日を刻印したものを

 

配ったりすることが

あると思いますが

 

そういった時に

個人が利用する

 

UP-T

 

オリジナルプリントjp

 

ME-Q

 

等のサイトがあります。

 

「オリジナル商品は高く売れる!」

という言葉が独り歩きして

 

こういったサイトで作ったら

高く売れる!と誤解してる方が

多いですが

 

例外的にそれが当て嵌まるのは

上述した有名ブランドや有名人だけ

 

です。

 

詳しくは下記動画

説明していますが

 

 

こういったサイトで

作るオリジナル商品は

 

物販の相場から見ると

正直「バカ高い」です苦笑

 

UP-TさんやME-Qさんを

ディスってるのではなく

 

オリジナル商品を
個人が簡単に1ロットから

作れる環境を整えるとなると

 

どうしても割高になる

ということです。

 

物流の「矢印」の数

 

物流を考えれば分かることですが

私がセラーとして販売する時

 

製造工場→私(小売)→顧客

 

もしくは

 

製造工場→卸売→私(小売)→顧客

 

になるわけですが

 

こういったサイトで作ったものを

販売する場合は

 

工場→卸業者→商品製作サイト(小売)

→皆さん(顧客)→購入者(顧客の顧客?)

 

となるので「→」が増える分

どんどん価格が跳ね上がります。

 

結果

 

市場の相場価格より

はるかに高い価格で売らないと

利益が出なくなってしまい

 

適切な小売として1,500円で売れば

十分利益のでる服なのに

 

3,000円で売っても

ほとんど利益が出ない…

 

なんてことに

なり得るわけです。

 

わざわざオリジナルのデザインを

ごく少数作ってるので

 

嫌な言い方をすれば

 

既存商材を販売してる

「転売ヤー」よりたちが悪い

(=高い価格で吹っ掛けてる)

 

側面もあるかもしれません。

 

これでは、まず売れないですし

売れたとしても、顧客も損ですよね。

 

というわけで今回は

 

OEM・ODM神話の誤解について

話をさせて頂きました。

 

オリジナルにすれば高く売れる!

とは限らない場合はかなり多いので

 

ご留意頂ければ幸いです。

 

最後までお読み下さり

ありがとうございました。

 

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