中国輸入ビジネスで商品リサーチが進まない（買付に至らない）3つの理由と解決策

中国の1688（アリババ）などの卸売サイトから商品を仕入れ、アマゾンで販売する中国輸入ビジネス。

しかし、多くの方が商品リサーチの段階で行き詰まってしまい、買付（販売）まで至らないのはなぜでしょう？

本記事では、その原因と留意点、そして解決策について詳しく解説します。

はじめに：商品リサーチの重要性

商品リサーチはビジネスの成功を左右する最も重要なステップです。

適切な商品を選択できなければ、買付に至れませんし、無理やり買い付けたとしても販売後よく売れません。

そのため、リサーチを効率的かつ効果的に行うことが求められます。

商品リサーチの際、自分の好みや感覚だけで商品を選んでしまう人が多いです。

このような主観的な判断は、販売者としては避けるべきです。

ビジネスにおいて重要なのは、市場の需要と顧客のニーズを客観的に捉えることです。

販売プラットフォーム（例：アマゾン）上で、どのような商品がどのくらい売れているのかをデータに基づいて分析する必要があります。

市場で既に売れている商品を調査し、それに基づいて自分の商品選定を行う手法を「ソールドリスティングスリサーチ」と言います。

この方法はリスクを最小限に抑え、売上を最大化する効果的な手段なので、物販初心者や未経験者向けのスクール（例：メルカリ中国輸入塾）などで好んで採用されていますが、

売れてる商品と同商品、もしくは酷似した商品を「後出しじゃんけん」で出すだけでは、劣勢になりやすいというデメリットもあります。

また、大切なのは、あくまでも「販売サイト上での売れ行き」です。

中国のアリババ上でよく売れているからといって、アマゾンで販売してもよく売れるとは限らないのでご留意下さい。

商品リサーチは「宝探し」に例えられますし、宝探しのようなワクワク感はとても大切ですが、実際には「消去法」で適切な商品を絞り込む作業です。

見つけた商品は、少なからず何らかの問題（デメリット）を抱えている場合が多いため、それらを排除していく必要があります。

商標権侵害の商品：
有名ブランドのロゴやデザインを無断で使用している商品は、法的リスクが高く、販売が禁止されています。
- 例：偽ブランドのバッグやアクセサリー
規制対象商品：
医療器具や健康器具などは、米国ではFDA（アメリカ食品医薬品局）の規制対象となり、許可なしに販売すると罰則を受ける可能性があります。
- 例：血圧計、医療用マスク
大型・重量商品：
サイズや重量が大きい商品は、FBA手数料（アマゾンから顧客までの配送料）や保管費用が高くなり、利益を圧迫します。
- 例：家具、大型家電
- 梱包時の最長辺が18インチ（約45センチ）を超える商品
真贋が不明な商品：
貴金属や宝石など、品質や真贋が確認しにくい商品は、クレームや返品のリスクが高まります。
- 例：金や銀のアクセサリー、宝石類
壊れやすい精密機器：
輸送中の破損や故障のリスクが高く、顧客満足度を下げる可能性があります。
- 例：高精度な電子機器、ガラス製品

これらのリスクを避けるためには、販売してはいけない商品や避けるべき商品の特徴についての知識を深めることが必要です。

販売国の法律やアマゾン規制、輸送ルールや商品の特性について学び、最初から買い付け候補に入れないようにしましょう。

商品を1つ見つけた後、今度はその商品が市場でどの程度需要があるのか改めて客観的に分析する必要があります。

客観的なデータを効率的に収集・分析するために、リサーチツールの活用が有効です。

アメリカ本国では「Helium 10」なども有名ですが、中国商品に特化し、アメリカアマゾンにも強いツールといえば「セラースプライト（SellerSprite）」が特にオススメです。

Helium 10：
商品リサーチからリスティング（広告）最適化まで、多機能なのが特徴。
セラースプライト（SellerSprite）：
中国アリババ商品に特化した、キーワードリサーチや商品分析ができる有料ツール。検索ボリュームや競合の状況などの数値的なデータだけではなく、最近ではコメントをAI分析する機能なども実装された。

セラースプライトについては割引コードもありますので、是非一度試してみることをお勧めします！

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